
発言する辻本議員 |
市長提案では西新町は適用外
議員と市長の双方がほぼ同趣旨の条例案を提案するという前代未聞の事態になった3月定例市議会。2つの条例案のどちらを可とするか。注目された結論は最終日まで持ち越されました。
3月9・10日に行われた本会議では市長案と議員案それぞれに対する質問が行われました。日本共産党の辻本たつや議員は2つの条例案について「西新町の「灰色ラブホテル」の建設を止めることができるか止られないかだ」と違いを指摘。市長は実効性が無いことなどを理由に、条例制定に否定的見解を示していたにもかかわらず、あえて今議会に、しかも西新町に適用されない条例案を提案したのはなぜかと迫りました。さらに、西新町に建設予定の「ホテル」を「ラブホテル」ではなく「ビジネスホテル」であると市長が判断していることについて、辻本議員は現在の「明石市ラブホテルとパチンコ屋の建築等に関する指導要綱」の別表1を示し、「現時点では「のれん」や「料金の表示」の有無は判断できないが、どのように判断したのか。何か担保を取っているのかと市長の姿勢を追及しましたが、市長はまともに答えませんでした。
建設常任委員会に20名を超える市民が傍聴
結論は25日に持ち越し
3月18日に行われた建設常任委員会で、2つの条例案についての審議が行われ委員会では異例の20名を超える市民が傍聴しました。日本共産党の湯原季一郎議員(同委員会副委員長)は市長案の目的に「教育環境の保全」を謳っている事について教育委員会を質しました。「正式な教育委員会で議論したのか」との問いに、答弁した教育次長は正式な教育委員会では議論したことがないことを明らかにしました。「正式に議論していないものを条例として提案するのはおかしい。撤回するべきだ」と湯原議員は教育委員会に迫り担当者が答弁に窮する場面もありました。
議論の中で宝塚市のパチンコ店建設に関する裁判の問題が話題になり、複数の議員から3月25日の地裁での判決を見て判断するべきとの主張がありました。明石の問題は「灰色ラブホテル」の建築を規制するものであり宝塚市の問題とは全く違うので参考にならないと主張する議員もいましたが、25日に結論が持ち越されることになりました。この日に委員会での結論が出されることを期待していた市民からは、結論を先送りにした議員に対する不満の声があがっていました。 |