代替施設の誘致に向けて協力
硯町3丁目にセガアミューズメントが運営する大型ゲームセンターの建設が進められていた問題で、明石市・明石市教育委員会と土地の所有者である川本木材は9月29日、来年3月末を期限として、工事の中断及び代替施設の誘致に向け協力を行うとする合意文書を交わしました。
今年2月に計画が明らかになって以後、衣川地愛協・地元自治会・隣接する貴崎自治会などが約3万筆に及ぶ反対署名を集め、セガ・ダイワハウス・川本木材に対して白紙撤回を申し入れていました。また明石市も教育委員会と連名で申し入れを行っていました。さらに市議会では、3月・6月の定例市議会本会議において、辻本議員がこの問題を取り上げ、市長や教育委員会に積極的な対応を強く求めてきました。
また、反対の声は日を追うごとに広がり、8月には望海・野の池地愛協が、9月27日には超党派市会議員有志が「白紙撤回を求める」申し入れを行っていました。
突然のビッグニュースに地元沸く
3者が合意したことが明らかになったのは9月29日の午後。その時明石は、台風21号が猛威を振るい記録的な豪雨に見舞われていました。しかし吉報は、地域を駆け巡り瞬く間に広がりました。ある地域住民は「まさかこのようなニュースを聞くことができるとは」と予期せぬニュースに歓喜の声をあげました。しかし一方で「平成17年3月31日まで」という期限付きの合意であることから「油断はできない」といった声もあります。
今回の合意により、冬休みと春休みのオープンはなくなりました。来年4月、地域住民にとってすばらしい春を迎える事ができるように、私たちも引きつづき協力してまいります。
硯町3丁目アミューズメント施設に関する合意書
現在、明石市硯町3丁目10−52において建設中の家族型アミューズメント施設の建設につき、下記のとおり合意する。
記
1. 本件経緯
- 施主(川本木材株式会社)は所有地の有効活用を目的とし、「健全で明るいファミリーレジャーの場を提供すべく、新しい形の家族型アミューズメント施設を建設運営したい」との事業主(株式会社セガアミューズメント)および工事施工者(大和ハウス工業株式会社)の提案に基づき、同施設の設置を決定した。
- 施主は地域住民の本施設への理解を得るべく、地域住民との間においては誠意をもって話し合う態度を表明しているものの、地域住民との協議は現状では膠着様態に陥っている。
- 施主、事業主、および工事施工者間において、既に本件に関わる諸契約が完了している。
- 本施設の建設工事はすでに工事着工されている。
2. 明石市・明石市教育委員会の現状認識と対応
- 本施設の建設は所要の法的要件を満たしており、本事業を制限することは困難であるが一方で本施設への地元理解を得られないなかで、建設工事が進捗している現状は、望ましい状況とは言えない。
- しかし一方では、施主が土地所有者として、当該土地の有効活用を図ろうとする立場は理解できる。
- この膠着状態を打破し、望ましい解決への糸口を見出すべく明石市及び明石市教育委員会は施主である川本木材株式会社に対し、下記第3項記載の申し入れを行い、三者においてここに合意するものである。
3. 合意事項
- 川本木材は、事業主及び工事施工者の協力を得て、平成17年3月31日を期限として、本アミューズメント施設に代わる代替施設の誘致に努力する。なおこの誘致活動について明石市、明石市教育委員会は協力するものとする。
- 代替施設が誘致され、本アミューズメント施設の事業計画を変更する場合、それに伴う契約の解除又は変更が円滑に進むよう、明石市、明石市教育委員会は事業主、工事施工者への働きかけを行う。
- この合意書にもとづき努力をしている間はアミューズメント施設建設工事を中断する。
- 本合意事項の有効期限である平成17年3月31日までに代替施設が見つからない場合はその後の対応につき、再度三者において協議を行う。
平成16年9月29日
川本木材株式会社 代表取締役社長 川本 恭司
明石市長 北口 寛人
明石市教育委員会教育長 森田 尚敏
以前の関連記事:>>超党派議員が川本木材に申し入れ
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