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辻本議員発言一覧>>2005年9月本会議

  辻本議員の質問 

1.総合選抜制度の見直しについて

(1) 県教委の姿勢について

まず、基本認識についておうかがいします。私は、県教育委員会に直接確かめた上で、県教育委員会は、明石学区に複数志願制を導入する方針であると言ってまいりました。しかし、新聞報道によると、市教育委員会は、請願審査にかかわって「『県教委が明石学区に複数志願制を導入する方針』とあるが、間違っている」という判断をしているようです。なぜそう判断されているのか、理由を明らかにして下さい。

(2) 「複数選択制」と「複数志願制」

 市教委は、市議会での答弁や中学校区毎に行われた説明会で、学力均等方式を見直した後に導入する制度は、「複数選択制」であって、それは、県教委が全県に導入を進めている「複数志願制」とは、全く本質の違う「明石方式」であり、その制度を導入することは、「総選廃止に当たらない」と説明してきました。しかし、市教委が県教委に上げる要請書においては、その違いがよく分かりません。「複数選択制」は「複数志願制」とどこが異なり、具体的にはどのような制度なのか、よく分かるように説明して下さい。
また、「複数選択制」の導入は、「総合選抜制度の廃止に当たらない」と繰り返し説明されていますが、その理由を説明して下さい。そして、もし、県教委の「複数志願制」が導入される場合でも、「総選廃止に当たらない」と判断されるのかどうか、見解を求めます。

(3) 「複数志願制」について

 県教委は、「複数志願制」を推進する立場ですから、たとえ、「明石方式」を要望したとしても、明石学区にも「複数志願制」が導入する可能性が高いと私は考えます。まして、「複数志願制」とどこが違うのかはっきりしない抽象的な「明石方式」を要望することは、「複数志願制」の呼び水になるだけだと思います。ですから、県教育委員会の「複数志願制」の特徴について、議会としても十分検討する必要があると思います。
  県教委は、「複数志願制」とは、「一定の学力があれば、希望すればどこかの公立高校の合格できる総合選抜制度の良さを生かした制度である」と説明しています。「第1・第2志望校以外への入学希望あり」を選択すれば、そういうセーフティーネットが働くという説明です。しかし、それは形の上でそうなっているだけであって、受験生が「希望」しなければ働かないものです。受験生やその親の立場に立つならば、大切なのは実態ではないでしょうか。神戸第三学区の場合、いわゆる「その他合格」を希望する生徒は、何%いるのでしょうか。
そして、セーフティーネットが働いているかどうかの一つの目安として、公立高校を受験する生徒のうち、私立高校を受験せず、公立高校を専願としている生徒がどのぐらいいるのか。神戸第三学区と明石学区について、実態を明らかにして下さい。

(4) 高校間の序列について

 市教委は、高校間の序列は好ましくないという立場から、学力均等方式を見直しても、高校の特色化を進めるから、「序列は復活しないし、復活させるつもりもない」と断言してきました。高校の特色化は、何も明石だけの方針ではなく、文部科学省の号令のもと、全国で競い合って推進されているものです。そこでおうかがいしますが、総合選抜制度が廃止された広島、岡山、長崎などでは、特色化はどのような状況であり、高校間の序列はどうなっているのでしょうか。分かる範囲でお答え下さい。もし、他の地域では、特色化を進めているにもかかわらず序列が復活しているのなら、明石で復活しないと断言する根拠は何でしょうか。

(5) 学区の拡大について

 今、全国で学区を拡大させて、競争を煽る改革が推進されています。その流れからするならば、兵庫県においても、平成21年度から実施される『高校教育改革第2次実施計画』の中心テーマが、学区拡大と高校の統廃合になることが予想されます。
  私たちは、教育は地域に根ざしておこなわれるべきであり、「明石の子は明石で育てる」という基本的姿勢から、学区拡大には反対でありますが、市教委は、明石学区の拡大についてどのようなお考えであるか、お聞かせ下さい。

(6) 回し問題の改善について

 市教委は、学力均等方式見直しの最大の目的は、「回しの解消」であると繰り返し説明してきました。仮に、そのような改革が実施されたとしても、現行の制度があと2,3年はそのまま続きます。もし、明石の子どもたちにとって、「回し合格」がそれほど重要な問題であるという認識であるならば、その2,3年の間も、問題を放置するのではなく、直ちにできることを行い「回し問題」を改善すべきであると思うのですが、市教委のお考えをお聞かせ下さい。

(7) 説明責任について

 市教委は、総合選抜制度の改革について、教育委員会の方針を市民に説明する責任を果たすという請願を採択されました。具体的には、どのように市民に説明し、市民の疑問や質問にどう答える計画なのでしょうか。また、県教委には、いつ、どのような段階で、「要請」を上げるおつもりでしょうか。今後の計画をお答え下さい。

(8) 明石市としての基本姿勢

 最後に市の基本姿勢をおうかがいします。
  総合選抜制度は、明石市の大きな特色であります。単に、受験生とその保護者だけの問題ではなく、答申にもあるように、その在り方は、明石の教育に重大な影響を与えます。それは、ひいては、まちづくり、地域作りにまで影響を与える、全市民的な課題であると考えます。しかし、その改編の要望は、たった5人の教育委員の議決によって最終決定され、議会には報告事項という扱いになっています。私は、議会としても、明石市としても、さらに取り組む必要があると思うのですが、いかがでしょうか。お考えをお聞かせ下さい。

2.総合浸水対策について

 全国各地で、局地的豪雨による浸水被害が発生しています。明石市でも、本年7月と8月に、短時間ではありましたが激しい雨が降り、一部の地域で浸水被害が発生しました。温暖化など、地球環境の悪化により、これからは想定外の大雨が降ることを想定した対策を講じなければならないと考えますがいかがでしょうか。
  さて、本市では、昨年の台風被害の教訓を活かし、様々な取り組みが行われていることと思いますが現在の取り組みと進捗状況、また今後の取り組みと方針をお聞かせください。
  浸水被害については、魚住町西岡平池の上、中尾の一部、藤江川下流、硯町、西明石、二見町東二見など慢性的に被害が発生している地域があります。場所によっては、「何年も前から市に対して改善を求めているが、未だに問題が解決しない」という住民からの切実な声が私たちのところにも届いております。1日も早く、対策を講じられますよう強く要望するものでありますが、このような地域に対する対応についてのお考えをお聞かせください。

3.県立明石公園第一野球場について

 明石球場は、明石市民にとって非常に大きな財産であります。しかし、この財産は、現在、十分活かしきれていないと私は考えます。
  両翼100メートル、センター122メートル、内野は黒土、外野は天然芝。グランドは、質・規模ともにすばらしい環境です。また、明石駅から非常に近く、立地条件も抜群です。毎年夏には、市内中学校野球部の総体、高等学校硬式野球の兵庫県大会、高等学校軟式野球の全国大会が行われ、明石球場は、明石の野球少年にとって憧れの地であります。この球場で、年間、何試合かでもプロ野球の公式戦が行われたら、地域経済の活性化につながること間違いなしです。
  しかし、残念ながら、現在の観客席 1万2000人収容(そのうちスタンド部分約4300人収容)では不十分です。照明設備が無いことからナイトゲームはできません。地域経済活性のためにはこれらの施設整備が必要であります。
明石球場は県の施設であることは十分承知しておりますが、この施設について、市はどのようにとらえているのかお考えをお聞かせください。
  さらに、この夏、多くの方々から「内野スタンドに屋根をつけてほしい。」という声をお聞きしました。真夏に行われる中学・高校野球を観戦する際、スタンドは直射日光が当たり高齢者や幼い子どもたちは、まさに命がけの観戦となります。この件については、特に強く要望するものであります。この要望は何年も前から寄せられているものと聞き及んでいますが、市の考えをお聞かせください。

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