INDEX 日本共産党明石市議団
議会報告請願陳情政策提案あかしNOW街かどフォーラム議員紹介コラムリンク
 

辻本議員発言一覧>>2005年3月本会議

  辻本議員の賛成討論 

「明石市ラブホテルの建築等の規制に関する条例」について


 私は日本共産党議員団を代表して、議員提出議案第1号「明石市ラブホテルの建築等の規制に関する条例」について賛成の意見を述べます。
西新町に建設されようとしている「ホテル」について、施主はあくまで「ビジネスホテル」であると主張しているのに対し、住民も私たちも「ラブホテル」であると判断し反対しています。住民はなぜ反対しているのか。その理由は明確です。

 第1は、その事業計画にあります。
  施主側が住民に対して明らかにした設計図では、客室数28室中、2人部屋18室、3人部屋10室で1人部屋が1室もありません。
  社団法人 金融財政事情研究会が発行している業種別審査辞典によれば「ビジネスホテル」とは、「出張旅費の範囲内の料金で宿泊可能であり、かつ、駅前など便利な場所に立地する1人用の客室を主体としたホテル」とされています。さらに、業界団体である社団法人 全日本シティーホテル連盟は、団体に加盟する際の基準として、「1人用の洋室が全客室数の2分の1以上であること、フロント、ロビー、レストランを設置していること」などの条件をあげています。つまり、業界の常識では、1人部屋のない「ビジネスホテル」などありえないといえます。

 第2は、施主の説明によってこのホテルは「ビジネスホテル」ではないということが既に明らかになっているということです。
  10月1日に行われた第1回目の説明会の際に、施主側は「西新町には、主要な会社などが無いので、サラリーマンなどの利用だけで運営できるという確信がない。普通は1日1回転がホテルの運用となるが、1回転で収益はあがらない。泊まりだけがホテルの利用ではない」などと発言し、ビジネスホテルといいながら、実際はそうではなく、泊まり以外の、いわゆる休憩として利用する客をかなりの割合で想定していることを自ら明らかにしています。いくら「ビジネスホテル」だと主張しても、すでに施主の計画は明らかです。

 第3は、市内のホテルの実態です。
  明石市内には、一般的に「ラブホテル」と呼ばれるホテルが16軒存在しますが、実際に「ラブホテル」として風営法の届出がされているのは2軒のみで、あとの14軒は、実態は「ラブホテル」でありながら「ビジネスホテル」として営業しています。これらのホテルの客室も、2人部屋もしくは3人部屋のみで1人部屋は全く無く、西新町に建設されようとしている「ビジネスホテル」と中身はほぼ同じです。
  このように、多くの問題があるにもかかわらず、一定の条件さえ整えれば、関係法令の全てをクリアーし、西新町に建設予定のものも「ラブホテル」ではなく「ビジネスホテル」と判断されてしまうのが現在の状況です。これまでも、同様の手法により、各地に「灰色ラブホテル」がつくられてきました。これ以上、抜け駆け的な「灰色ラブホテル」の進出を許すべきではありません。兵庫県内では既に35の市や町で、また全国各地の自治体でも、独自に条例を制定し実効を挙げています。明石市でも「灰色ラブホテル」の建築を規制する条例をつくるべきです。

  今議会には、市長提案と議員提案の2つの条例案が提案されました。2つの条例の違いは、西新町に建設されようとしている「灰色ラブホテル」に適用されるかどうかということ、そして、議員提案の条例案には地元住民の切実な願いが込められているということです。地元住民は、議員提出議案第1号の成立を強く求めています。
  また、教育環境の保全を謳いながら、教育委員会では正式に議論されたことがないということも問題です。
  市長は議員提案の条例について「特定の建築行為に対する狙い撃ち的規制は問題がある」と指摘しました。しかし、だからといって、今まさに住民が悩み、苦しんでいる最中に、住民の声に背を向けて良いのでしょうか。問題があるというなら、市民の声に背を向け、市民の思いが込められた議員提案を阻止しようと、あわてて条例案をつくり、しかも現在の指導要綱に少し手を加えた程度の不十分な条例案を狙い撃ちで提案したことこそ問題があるのではないでしょうか。
  現在の風営法、旅館業法などの関係法令は実態とかけ離れており、不十分であると私は考えます。そのことは、県知事も、県警も認めています。法の不足は自治体が条例で埋めるべきです。これからの明石市のまちづくりについての決意を、条令という形で議会が示し、明石にはこれ以上「灰色ラブホテル」を建てさせないことを高らかに宣言しようではありませんか。
 住民の立場に立ち、最後まで闘いぬく決意を示した先進自治体の姿勢にならい、住民の願いに応え、議員提出議案第1号「明石市ラブホテルの建築等に関する規制条例」の制定を強く求めるものです。そのために、議員各位におかれましては、よろしくご賛同賜りますよう、切にお願い申し上げまして討論といたします。

>>発言一覧へ戻る

ページTOPへ 


JCP-Akashi 日本共産党明石市会議員団
兵庫県明石市中崎1-5-1 明石市役所内
TEL078-912-1111(2185)

Copyright ©2001-2005 JCPAkashi Shigidan.All rights reserved