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辻本議員発言一覧>>2003年09月本会議

  辻本議員の質問詳細 

1 県道明石高砂線(旧浜国道)について

 1点目は、県道明石高砂線(旧浜国道)についてであります。
 去る6月29日午後4時45分ごろ、県道明石高砂線の新明町船上橋西側で、道路わきを歩いていた女性が、ワゴン車にはねられ死亡するという極めて重大な事故がありました。まず、この場をお借りしまして、この事故でお亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、ご家族の皆様方に心から哀悼の意を表します。

 この事故で犠牲になられた方は、ボランティアで視覚障害者の方々の、外出を支援されていた方です。この日も、いつもと同じく、目の不自由な女性の散歩に付き添って、歩いている途中であったそうです。この事故について考える時、絶対にはずすことが出来ないのは、事故を起こしたワゴン車の運転手が、酒を飲んで運転をしていたということです。これまで、飲酒運転による重大事故が全国で多発し、大きな問題となってきました。昨年、道路交通法が改正され、罰則規定が厳しくなるなど、飲酒運転を世の中から撲滅しようという取り組みが進められています。しかし、残念ながら現在でも、飲酒運転による事故は、あとを絶たないのが現状です。

  この事故を起こした運転手も「対向車に気を取られていた」と供述しているところを見ると、酒を飲んだ事によって、判断力が鈍り運転操作を誤ったものと思われます。しかし、この事故の原因は、他にもあると思います。それは、この道路が非常に狭い上、歩道が整備されていないことであります。テレビや新聞でもこの事故について大きく報道をされましたが「現場は片側1車線で歩道がない」とこの道路の問題点が指摘されていました。

 県道明石高砂線(旧浜国道)の拡幅と歩道整備について、日本共産党明石市会議員団は再三にわたり、議会の中で改善と歩道の整備を要求してまいりました。また、県議会におきましても我が党の新町みちよ県会議員が、この問題を大きく取り上げてきたものであります。現在、この事故が発生した新明町付近は、道路の拡幅と歩道の整備事業が進められているとお聞きしております。また、すでに建物等が解体され空き地になっている所があるなど、事業は少しずつ進んでいるように見受けられます。
 そこで3点お聞きいたします。

  1. 県道明石高砂線新明町付近における、道路の拡幅と歩道整備事業の進捗状況を教えてください。
  2. すでに用地買収ができて、更地になっているところが所々見受けられます。このような場所で、出来る所から整備を行うことは出来ないものでしょうか。
  3. この道路は、県道であるということを十分承知の上でお聞きいたします。県道明石高砂線は、この他にも危険な所がたくさんあります。危険にさらされ、また重大な事故の犠牲者になるのは明石市民であります。市民の安全を守る立場にある明石市として、県道明石高砂線の整備に対する考えをお聞かせください。

【竹谷文孝土木部長の答弁】 新明町付近の道路拡幅整備につきましては、平成13年10月に都市計画道路朝霧二見線街路事業として事業認可を受け、平成18年度末の完成を目標として事業に着手しております。延長は404メートル、全幅員20メートル、歩道の幅員は植樹帯を含んで5.5メートルを両側に整備する予定でございます。
1点目の事業の進捗状況につきましては、現在事業用地の買収を行っておりますが、全体事業用地の約28%が完了しているところでございます。次に、2点目のできるところから安全対策をということにつきましては、用地買収後一刻も早く歩行者の安全を確保すべく、一定の用地取得ができた区間につきましては、安全対策工事等を行う予定でございます。
 

【北口寛人市長の答弁】  1つ目の県道明石高砂線の安全対策、整備についての私自身の考えということでございます。
  議員ご指摘のとおり、この県道明石高砂線の安全対策については、市民の命を守るという観点から、明石市としても最重要の課題であるというふうに認識をしておりますし、県道であるといっても明石市に位置する道路のことでございますので、市としても県との協力の中であらゆる協力を惜しまず、あるいはあらゆる提案をしながら、積極的に取り組みを進めようとしておるところでありまして、私も就任以来、具体的にあらゆる場でこのことを県の、例えば県民局長、あるいは土木の関係者に申し出をしております。また、さきに行われました県議会の先生方との懇談会においても、このことは党派を超えて、あらゆるこの地域の代表者が議会の中でも積極的に訴えをしていただきたいということもお願いをしたところでございます。具体的には、県民局長、私どものトップレベル、あるいはそれを受けての土木の事務的なレベルでも、既に数度の具体的対応協議の場も設定をしたところでもありまして、今後はやはり用地買収というのが大きなハードルになってまいりますので、このことを、例えば既に取り組みをしておりますけれども、明石市の用地買収に係る部署も県と協力をしながら、県道の整備といえども一緒に取り組んでいく、このような取り組みも今後とも積極的に進めてまいりたいというふうに考えておるところでございますので、党派を超えてそれぞれのご協力を心からお願いしたいと思います。

2 大久保北部丘陵地について

 次に、大久保北部丘陵地についてお聞きします。大久保町松陰と同松陰新田にひろがる大久保北部の丘陵地は、1969年〜1970年(昭和44年〜45年)にかけて、宅地開発を目的として用地買収を行ってきましたが、1971年(昭和46年)にこの地域が市街化調整区域に指定された事で、宅地開発が出来なくなってしまったということをお聞きしています。また、土地の利用方法についてはこれまでゴルフ場などさまざまな提案が出され、検討されてきましたが、どれも現実の事とならず、今日に至っているということもお聞きしております。
 そこで3点お聞きします。

  1. この土地を、今後どのように利用しようとしているのでしょうか。考えをお聞かせください。またこの件について北口市長はどのようにお考えでしょうか。
  2. この間、この土地に要した資金はどれほどのものでしょうか。また借入金残高はどれほどのものでしょうか。
  3. 土地の管理状況はどのようになっているのでしょうか。ごみが大量に投棄されるなど、市民から苦情がよせられています。不法投棄の防止と、ごみの回収についてどのようにお考えですか。

【竹谷文孝 土木部長の 答弁】 2点目、土地開発公社が松陰新田北部の丘陵地の取得に要した経費とその借入金残高につきましては、まず取得に関しましては、面積7万 4755平方メートルを3億6779万7000円で取得しております。また、それに要した借入金は全額返還しておりまして、現在残高はございません。
3点目の当該地の管理についてですが、定期的な点検につきましては、2週間ごとに行っており、施設の点検、所有地の状況等を確認しております。この松陰新田北部の丘陵地につきましては、公社用地と民有地が混在している状況の中で、以前からごみの不法投棄が後を絶たず、その対策に苦慮しておりましたが、昨年10月に民間の地権者、関係事業者、並びに地元自治会などの協力を得まして、丘陵地入り口をチェーンで閉鎖して自動車の通行制限を行うなどの対策を講じ、一定の効果を上げているところでございます。

【北口寛人市長の答弁】大久保北部丘陵地のうち、1点目の土地の利用計画についてでございます。
  この丘陵地につきましては、樹林やため池など市内に残された貴重な緑地空間でありまして、また民有地と市有地が混在しているのが現状でございます。こうしたことを踏まえ、第4次長期総合計画におきまして、当該丘陵地につきましては、市有地を生かしながら、貴重な緑豊かな自然環境の保全、活用を図り、緑の中で余暇を楽しむことを基本とした空間づくりに努めることと位置づけをしておるところでございます。
  しかしながら、事業を進めるに当たって、土地開発公社所有地周辺にかなりの面積を占める民有地を買収することや、土地開発公社所有地も市として買い戻す必要があり、依然として厳しい財政状況にあることも踏まえ、今後慎重に検討していきたいというふうに考えておるところでございます。

3 明石川の環境について

 次に、明石川の環境についてお聞きします。明石川はこれまで、遊歩道や左岸緑地など市民の憩いの場としての整備が進められてきました。現在、左岸緑地や遊歩道は多くの市民の皆さんに親しまれ利用されています。しかし、明石川には大きな問題があります。それはごみの問題であります。

  明石川の河口付近には、砂や小石が堆積し砂浜が形成されています。そこに大量にごみが打ち上げられているのです。また、河口から少し上流にも大量にごみがありましたが、このごみについては、おそらく誰かが意図的にこの場所に捨てたものであると思われます。さらに、川の中に目を向けてみますと、川底にもごみが沈んでいます。これは、異常な状況であると私は思うわけであります。

  河川のごみや海岸のごみというのは、現在、その多くがボランティアの皆さんの手によって、回収されているというのが現状です。6月29日(日)には、市内の海水浴場を、ダイバーの方々がボランティアで清掃をしたということが、新聞紙上で大きく紹介されていました。また同じ日、明石川でもボランティアの方々による清掃が行われました。さらに、明石川については、この川に近い大観小学校や王子小学校の児童の皆さんも、明石川清掃ボランティアを行っているそうであります。今、川をきれいにしようという動きは、老若男女を問わず市民レベルで広がり始めています。
そこで、3点お聞きします

  1. 明石川や海岸に打ち上げられたごみは、地域住民やボランティアの人々の手によって回収されていますが、この点について、明石市はどのようにお考えですか。
  2. 憩いの場として整備がされている左岸・右岸でありますが、個人のボートが係留されてあったり、陸揚げされていたりしています。この状況についてどのようにお考えですか。
  3. 大量にごみが投棄され、川はもちろん海の環境に対しても重大な影響が出ることが懸念されます。川や海の環境を守るための啓発活動を行うべきではないかと思いますがいかがでしょうか。

【伊藤道司助役の答弁】 明石川の環境のことについてお答えをさせていただきたいと思います。  1点目の河川のごみについて、明石川を初め市内6河川ございますが、6つの川につきましては、兵庫県管理の2級河川ということに指定をされております。したがいまして、一義的には河川管理者、いわゆる兵庫県が治水対策、あるいはごみ、環境ということについても、総合的な管理は兵庫県がやるということになってございます。しかし、私たちの住むまちの周辺を美しくしようというような自治会、あるいは小学校を初めといたします、またそれに漁業組合の婦人部、高齢者のグループなど、さまざまな団体が清掃ボランティアとして活動をいただいております。市といたしましても、ごみの収集あるいは処分というようなことを含め、バックアップをさせていただいておるところでございます。
  2点目のプレジャーボートの問題は河川管理者、そして港湾管理者、これは両方が兵庫県になりますが、が広域的な視点で取り組む必要があるというように考えております。そのため、兵庫県におきまして、平成13年7月にプレジャーボートによる公共水域等の利用の適正化に関する要綱というものを制定をいたしまして、ハード、ソフトの両面にわたって、その施策が展開されているところでございます。明石市域におきましては、二見人工島周辺におきまして、おおむね520隻の係留施設が既に整備をされて、また本年度につきましては、さらに90隻分の工事が予定をされております。河川につきましても、これら係留施設の整備状況を勘案して、順次重点的な撤去区域に指定していくというように聞いておるところでございます。
  3点目の環境を守るための啓発活動について
  市内海岸線、16キロの海岸線がございます。これらのごみの総量、年間250トンほどございます。非常にたくさんのごみが発生をしております。漁業活動を初め市民活動に深いかかわりを持つこの海岸を、美しく保全をしていきたい、保っていきたいということで、地道な作業、我々も地域の皆さんも進めておるところでございます。啓発につきましても、市政だよりやケーブルテレビを初め現地での看板設置など、あらゆる機会を通じてその啓発に努めてまいりたいというように考えております。

4 宮の上公団住宅跡地について

 次に宮の上公団明石住宅についてお聞きします。
 宮の上の公団住宅明石団地は、先行して行われていた建て替え工事が今年3月に終わり、住民の皆さんも3月から入居が開始されました。また、老朽化した建物については、現在解体工事がすすめられているところであります。
 そこでお聞きします。

  1. 建て替え事業が進んでいる公団住宅明石団地は、現在どのような状況になっていますか。
  2. 跡地利用についてお聞きします。公共公益施設の整備についてはお考えではないでしょうか。
  3. 住宅が新築された事により、住民の皆さんは新しい生活が始まっています。地域の風景も大きく変り、この地域は今、新しく生まれ変わろうとしています。一方でこの地域は、高齢者の方々がたくさん生活しておられるわけですが、日常のお買い物の事など、色々と不便な状況や問題などもお聞きしています。そこで、今後この地域の町づくりについて、どのように進めていこうと思われているか、お聞かせください。

【齋藤俊樹企画調整部長の答弁】 宮の上公団住宅跡地についてのご質問にお答えいたします。  まず、宮の上団地の現状についてでございますが、宮の上団地を所管する都市基盤整備公団におきましては、宮の上団地の各建物の老朽化が激しいことから、公団用地全体約3万5000平米のうち、約9700平米を先行着工する先行区として位置づけ、平成12年12月より着工いたしました。その結果、住居数約200戸の共同住宅の建てかえを行い、平成15年3月末より入居が開始されております。残りの約2万5300平米につきましては、国の方針により公団が自主的に住宅を供給しない地域と定められておりますが、そのうち約1000平米につきましては、公団が公園を整備した後に市へ移管されます。その他につきましては、公団としましては、今後民間活力を導入した土地利用を検討することとしておりまして、その前段の作業としまして、現在従前団地と集会所の取り壊し工事にかかっております。
  次に、公共公益施設の整備予定についてでございますが、厳しい財政状況の中、現在市としましては公共利用を図る計画はございません。今後につきましては、市では既に公団に対しまして後工区の開発については、周辺住民に対し十分説明を行い、意向を把握した上で対処されるよう申し出ておりますが、今後とも地域の発展に資するような利用計画となるよう公団と十分に協議をしてまいります。

5 山陽電鉄連続立体交差第2期事業

 次に山陽電鉄連続立体交差第2期事業で、特に西新町駅とその周辺の整備についてお聞きします。山陽電鉄高架化に伴い、山陽電鉄西新町駅は橋上化されるとお聞きしています。また、西新町駅前には、駅前広場や側道が整備され、国道2号線についても4車線になるなど、地域の活性化と交通の円滑化が期待されているところであります。
 そこでお聞きします。

  1. 一部では、すでに建物が撤去されるなど、着々と事業が進んでいるように思われます。そこで、この事業の進捗状況を教えてください。
  2. 現在の西新町駅周辺は、歩道における自転車の駐輪問題など、さまざまな問題を抱えていますが、新しく整備される駅とその周辺は、どのようになる予定でしょうか。

【竹谷文孝土木部長の答弁】 1点目の進捗状況につきましては、平成14年3月に事業認可を受け、現在用地買収に着手しており、平成17年度末を目標に買収が完了するよう鋭意努力しているところでございます。
2点目の西新町駅前整備につきましては、平成14年3月策定の明石市交通バリアフリー基本構想におきまして、準整備地区に位置づけられておりまして、駅舎のみならず、新設の西新町駅前広場を含め、障害者、高齢者の方々のご意見を十分お聞きしながら、周辺地域の一体的なバリアフリー化を図る予定でございます。また、西新町駅周辺の駐輪場整備につきましては、連続立体交差事業に係る高架下利用計画の中で整備が図られるよう、兵庫県、山陽電鉄と協議を進めてまいりたいと考えております。

6 船上城址について

 最後に、船上城跡についてお聞きします。新明町に「船上城跡」というところがあります。住宅地図にもその場所は記されていますし、明石の観光マップや明石市のホームページでも若干紹介されています。
 船上城を築城したのは、戦国時代の武将高山右近であります。高山右近の生涯は一言で申しますと、波乱万丈で、歴史小説などでも度々取り上げられ、多くの歴史ファンに親しまれています。そんな高山右近が建てた城跡という事で、多くの方々がこの地を訪れているそうでありますが「入り口がわかりにくい」とか「道が細くて危険」など色々と問題があります。
 そこでお聞きします

  1. 船上城跡はすり鉢をひっくり返したような形で「小高い丘」というような印象を受けます。その小高い丘の上には、「船上城跡・明石市・明石観光協会」と書かれた標柱が立てられてあるわけですが、これは最近新しく建てかえられたとお聞きしています。これを見ますと、明石市はこれまで、この地に対して何らかの措置をとってきたものと思われますが、この場所の管理状況を教えてください。
  2. 多くの方々がこの地を訪れているようでありますが、小高い丘に登る通路として置かれている板は、古くなり傾いていて大変危険です。また、田んぼのあぜ道を通らなければ、ここにはたどり着けないわけですが、そのあぜ道の幅は非常に狭く、雨が降った後などは軟弱になっていて大変危険です。そこで、何か安全対策はとれないでしょうか。
  3. 歴史的なエピソードがたくさんあるこの船上城跡ですが、明石市はこのような史跡について、どのような見解をお持ちでしょうか。
  4. 同じく観光地としてはどうか

【森田尚敏教育長の答弁】 現在の管理状況でございますが、この場所は先ほど議員ご指摘がございましたように、個人の所有地であり、また隣接地は水田等の耕作地となっておるわけでございます。そして、進入経路は個人の住宅敷地、また田んぼの、水田のあぜ道を利用しておると、こういうような状況であるため、大勢の方がこの城跡を訪れることは所有者の方々にとって歓迎されない状況であると、こういうふうに聞いておるわけでございます。そうした中で、現在所有者や近隣の方々が小さなほこらを祭って、清掃等の日常管理を行っておられるわけでございます。  
安全対策:これはやはり民有地であるとそういったこと、またほこらの所有者が不明である、そういった制約がある中で、市が独自に対策を講じることは困難であると考えておるわけでございます。
3点目の観光地としてはどうか:この船上城跡は戦国のキリシタン大名として有名な高山右近ゆかりの地として、貴重な観光資源であると認識をいたしておりますので、現在その城跡を示す標柱を観光協会が立てておるわけでございます。また、その下に近々由緒書きの設置も予定をいたしておるところでございます。しかしながら、今申し上げましたように、その民有地という立地条件であるため、観光スポットとして活用すること、及びまた周辺の環境整備については、所有者と協議をする必要があると、こういうふうに考えております。
史跡の指定:これは通常所有者の方々からの指定の申請を受けまして、文化財審議会で審議の上、教育委員会がその答申を受けて指定を行うと、こういうような手続になっておるところでございますが、このことにつきましては、今のところ明確に城跡と断定すること、また、その範囲も確定をされておらないというようなことがあるので非常に困難であると、こういうふうには思っておりますが、いずれにいたしましても、全体を通じまして土地所有者の方と協議を進める必要があると、こういうふうに考えております。

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